注文住宅
注文住宅とは、住み手の要望に基づき家を建てる形式をいいます。
【 不動産鑑定士の眼 】
注文住宅ではない形式には建売住宅があり、これとの対比で建物としての良否を考えることが一般的です。
価値面から言うと、基本的には、注文住宅は建売住宅よりも建物の価値は高くなります。
それはなぜかと言えば、画一大量生産される建売住宅よりも建物品等が良いからです。
建物品等は、材質だけのことではなく、設計・施工の質や、意匠といった面を含めた総合的な判断基準です。
したがって、新築する場合も注文住宅は建売住宅よりも高くつきますし、中古で購入する場合も、他の条件が同一ならば、注文住宅は建売住宅よりも高いのが一般的です。
ただし、建て主の特殊な要望で、一般的な建物ではない場合には、市場流通性が極端に落ちるため、市場価格も下落します。
外壁の色がピンクだったり、間取りが特殊だったりする場合がこれに該当します。
したがって、注文住宅だから必ず高いということにはつながりません。