幅員(ふくいん)

幅員とは、道路の幅のことをいいます。
側溝や歩道がある場合はこれを含んだ幅で測ります。
幅員を示す写真  
 

【 不動産鑑定士の眼 】

幅員は狭すぎても、広すぎてもよくありません。
幅員が狭いと、通行が不便だったり、車が通るたびに危険な思いをしたりします。
反対に、幅員が広いと、トラックなどの大型車が通るようになったりして、騒音・振動・排気ガスの原因となります。
つまり、〈ほどほど〉がいいんですね。
私は不動産鑑定会社で一番最初に教わったのは幅員を歩く幅で測るやり方です(これを「歩測」といいます)。
何歩だから何mという風に、メジャーで測るのではなく、自分の足で測るやり方です。
その時は、「目立たないように、歩いて測れ」と教わりましたが、現在では歩測で測る鑑定士はあまりいません。それは、目立たないことよりも、しっかり正確な幅員を測ることの方が重要だからです。
私も当時は歩測で測りましたが、現在はメジャーで正確に測っています。
今はそういう時代なんです。

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