床下換気口

木造住宅の基礎部分で、床下に湿気がこもらないように通風をとるために設けられた換気口のことです。床下に湿気がこもると木材を腐らせ、建物の耐久性が落ちてしまいます。
ネズミなど小動物の侵入を防ぐための格子をつけるのが一般的です。建築基準法では換気口を5mごとに設置することが義務付けられており、フラット35の技術基準では300c㎡以上の大きさの床下換気口を4m以内の間隔で設けることを推奨しています。また、建物のコーナー部分は空気が澱みやすいため、まんべんなく風が通り効果的に換気できるように換気口を配置する工夫が必要です。
なお、最近では基礎と土台の間に隙間を設けて換気する「基礎パッキング工法」が床下換気口に代わって採用されることが多くなっています。

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