隣地境界杭(りんちきょうかいくい)

隣地境界杭とは敷地と敷地の境界を示すために打ち込まれた杭のことをいいます。
隣地境界杭には木製・石製・金属製などさまざまな素材があります。
 

【 不動産鑑定士の眼 】

隣地境界杭は必ずあるとは限りません。
長年の風雨にさらされて埋もれてしまったり、道路工事の際にうっかり(故意に)抜かれてしまうこともあるようです。
境界があれば、隣接所有者との境界紛争は起きにくく、後日の紛争防止に役立ちます。
一般的な不動産売買においては、所有者による境界明示が行われますが、これはあくまでも「所有者が境界と認識している場所」を指す場合が多く、必ずしもそれが隣接所有者の合意を得て確定された境界とは限らないことを知っておきましょう。
なお、心配な方は境界確定を前提とした売買契約を締結するといいでしょう。
これは契約条件として交渉することができる事項なのです。

このページの先頭へ