エクステリア

英語を直訳すると、「住居の外側」「外観」という意味です。
建築デザイン用語として、住宅の外構(庭を含めた敷地全体)、住宅の屋内以外で使用される器材(門扉や外柵、ガレージ、庭園灯、ウッドデッキ、トレリス(格子状の柵など)、パーゴラ(格子状の棚)、敷石等を総称してエクステリアと呼びます。
インテリア(interior=住宅の内部、室内、またはインテリアデザインのこと)と呼応した名称です。

【 不動産鑑定士の眼 】

エクステリアは物件のメイン(主役)ではありません。
しかし、土地や建物と一体となって物件の付加価値を形成していることから、エクステリアが上等な物件は当然に価値も高く試算されることになります。
注意が必要なのは「経済的耐用年数」です。経済的耐用年数とは、経済的な価値を有している期間のことで、物理的な形状を保ち続けている期間とは異なります。
不動産の場合、経済的耐用年数の長さは次のようになります。
土地>建物>構築物
したがって、エクステリアを見る際は、その経過年数に注意して、「あとどれくらい価値を保つことができるのか」という視点を忘れずにいてください。

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