残置物(ざんちぶつ)

残置物とは、前所有者が物件内に置いていったものをいいます。
建物内であれば、カーテンや照明、クーラーといったものが一般的です。
また、建物外であれば、小さな物置や園芸用具、庭用のイス・テーブルなどが多いようです。

【 不動産鑑定士の眼 】

基本的に残置物は「ゴミ」となることも多いようです。
前所有者にとっては利用価値があっても、新所有者にとっては迷惑な「ゴミ」でしかないものが多いのは事実でしょう。
残置物は基本的には動産であり、土地や建物といった不動産とは異なります。
それゆえ、その動産を売買に当たってどうするのかは事前に話し合う必要があります。
つまり、条件交渉の材料のひとつなのです。
条件交渉というのは、価格だけではなく、このような残置物の処理や、引渡時期など、その交渉内容は多岐にわたります。
したがって、話し合った際には必ずその内容を確認し、書面化するという基本的な事項を怠らないようにしましょう。

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