太陽光発電

太陽光発電とは、太陽電池を利用して太陽光のエネルギーを直接的に電力に変換する発電方式です。「ソーラー発電」とも呼ばれています。
太陽電池は地球温暖化の原因となる二酸化炭素や有害な排気ガスを出さず、太陽がある限り発電をし続けるクリーンな発電装置です。
戸建住宅の場合、主に太陽電池パネル(ソーラーパネル)を屋根に設置して、そこで発電した電気は室内で消費しますが、電気が余っている時には電力会社の配電線に戻し、電気が不足する夜間や雨天時には配電線から電気の供給を受けます。この配電線に戻した電力は、電力会社が買い取ってくれます。

一般の住宅では、3kWの太陽光発電システムがあれば、使用される電力の7割がまかなわれるとされています。そのためには、屋根におおよそ24~30㎡の太陽電池パネルが必要となりますが、1年間で3,200kWh程度の電力が得られ、石油に換算すると18リットルのポリタンク50本分が節約できるといわれています。

太陽光発電システムを住宅に設置・導入する際、国・都道府県・市区町村のそれぞれから補助金を受けることができます(ただし補助金を受けるためには申請が必要です)。

【 不動産鑑定士の眼 】

太陽光発電は昔からある設備ですが、原発問題以降最注目されています。
では、これがある建物はどうかというと、プラス面のみならずマイナス面があることを忘れないようにしましょう。
プラス面は電気を作り出せる付加価値がある住宅となること。
一方、マイナス面は、設備メンテナンス等に要するコストが発生するということです。
設備はメンテを行わなければすぐに劣化し使い物にならなくなります。
したがって、中古物件の場合には、現在どのような状態なのかを確認するとともに、これまでどのようなメンテをしてきたのかというメンテ履歴を確認しておきましょう。

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