ピロティー形式

ピロティー形式とは建築物を柱だけで支え、壁のない階をもった形式をいいます。
語源はフランス語の「pilotis:杭(くい)」で、多くは駐車スペース確保のため、1階ピロティー部分に駐車場を設けていますが、地震などの際の安全性に問題があるとの指摘があります。
ピロティー部分の写真

【 不動産鑑定士の眼 】

ピロティー形式の住宅は、地震等の揺れには弱いといわれている反面、東日本大震災では津波で流されなかった実績が注目されてもいます。
物件の評価面から考えたとき、ピロティー形式は、狭い敷地の有効利用として採用されていることが一般的であることから、物件としてのグレードは高くないことが一般的です。
やはり「無理して造っている」という観が否めないというのが率直な感想です。

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