補助錠(ほじょじょう)

補助錠とは、玄関や勝手口、窓といった開閉部分に錠がひとつしか付いていない場合など、防犯性を高める目的で補助的に取り付けるもう一つの錠前のことです。
 

【 不動産鑑定士の眼 】

補助錠にはさまざまなタイプがありますが、大きく分けると次の2つに分類できるでしょう。
1.クレセント加工タイプ
これは、鍵付きのクレセントや、クレセントをカバーして施錠するタイプで、クレセントを外から開きにくくするタイプです。
2.窓の開閉制限タイプ
これは、窓にレールをつけて窓錠を付けるタイプや、窓のレール部分に挿んで窓が開かないようにするタイプです。いずれも、窓自体を外から開けられないようにするタイプです。
いずれにしても、近年の不正侵入については、ドアからの侵入ではなく、窓ガラスを破って侵入する手段が多いという実態を知るべきです。
この不正侵入対策として、補助錠付きの窓にすることは有効な防犯手段であり、しっかりした対策がとられた住宅は、やはり高付加価値物件といえるでしょう。

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