よう壁

よう壁(擁壁)とは、がけ地の土砂崩壊防止や、傾斜地のヒナ壇型造成地の段差が崩れないようにのり面(人工斜面)を保護する壁のことをいいます。 
素材にはコンクリート、石、ブロックなどがあり、積み方は一般的に矢羽積みが強いとされています。
擁壁図
 
擁壁の写真
布積み型よう壁と水抜き穴
 

【 不動産鑑定士の眼 】

よう壁がある宅地を購入する際には、必ずよう壁の状態(構造や維持管理)を確認しておきましょう。
よう壁の状態が悪いと、豪雨や地震のときに壁体の破壊が起きるおそれがあるので注意が必要です。
特に集中豪雨や長雨の後に崩れることが多いため、水捌けをよくする裏込め石や水抜き穴を適切な場所に設けるなど、排水処理が重要なのです。
古いよう壁の場合には特に注意して確認しましょう。 

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