クラック

ひび(亀裂)のことです。クラックには、大きく分けて2種類あります。

◆収縮クラック…コンクリート表面の収縮によってクラックが入る
◆構造クラック…構造強度不足からクラックが入る
 
建物のひび(外)
建物のクラック(外壁)
 
建物のひび(内)
建物のクラック(内壁)

【 不動産鑑定士の眼 】

よく目にするものは収縮クラックのほうで、髪の毛くらいの太さのクラックで床下通気口の角に発生することが多く、深度も浅いので、早急に補修が必要というものではありません。
時間とともに大きく口を開けていったり、クラックの太さがおよそ0.3mm以上になる場合は構造クラックの可能性が高いので、早急に補修が必要になります。
クラックから雨水などが入ると基礎内部の鉄筋を錆びさせたり、内部が腐りやすいおそれがありますので、修理せず放置されている物件には注意が必要です。
なお、クラックを測る場合は「クラックスケール」という専用の定規がありますので、こちらを使うと便利です。
クラックスケールはホームセンターで手に入ります。
価格も500円程度とお手頃で、名刺サイズの小さなものですので、物件探しの際に1つ購入されてみてはいかがでしょうか。

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