過去の地目

不動産登記簿(全部事項証明書)には、現在の地目のみならず、過去の地目履歴が記載されています。
例えば、かつては田だった土地が宅地転用されると、「田」と記載されている箇所に下線が引かれ、「宅地」と地目変更されるのです。したがって、全部事項証明書を見ると、過去の利用用途がわかるのです。
登記簿見本
 

【 不動産鑑定士の眼 】

登記簿は誰でも入手できるとても重要な公的資料です。
費用はかかりますが、それ以上の価値はありますので、真剣に入手を検討されている物件については、購入しますと伝える前に登記簿の独自入手及びチェックをおすすめします。
もちろん、私達不動産鑑定士も必ず鑑定を行う物件については全部事項証明書を取得します。
なお、登記簿を見る際は現在の状況だけではなく、過去の状況も確認しましょう。
その意味において、対象物件については要約書(全部事項証明書の抜粋)ではなく、全部事項証明書をとることをおすすめします。

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